マリアールネイルアーティスト学院は26周年を迎えました。

これからネイルを学ぼうとお考えの方へ 学院長 木野 まり

1980年代前半、私はネイルを勉強するにはアメリカに行くしかないと思い、単身で渡米しました。 やりたい事を見つけ、思い立ったらとにかく調べたり探したり、行動せずにはいられなかったあの頃、沢山の事が学べました。

初めてのアメリカ生活はカルチャーショックの連続で、見るもの聞く言葉何から何まで初めての事だらけ。そしてそれは私の価値観を大きく変えました。日本の中にだけ居ても気付けなかった様々な事・・・日本では人と同じである事、例えば学生生活で同じ制服を着て、同じ意見を持ち、道から外れない事が「良い子」であるとされているように思っていましたが、アメリカでは人と違う事が当たり前・・・それは、白人や黒人、色々な個々の人々の集まりだから見た目も大きく違うだけではなく考え方も様々で、むしろ個性がある事を重んじられる文化に、「人と違って良いんだ」「自分は自分らしくあれば良いんだ」という考え方がすとんと自分の中に落とし込めた事は、その後の私の人生に大きく影響を与えたと思います。

その頃のアメリカのネイル事情は、人々の生活の一部になっているような感じでした。ある日の事ネイルサロンに来たお客様を見て胸に衝撃を感じました。それはなんと、片腕が無かったのです。残っている片手だけをキレイにしにネイルサロンにニコニコ笑顔で入って来られたのです。前回キレイに塗ってあった赤いマニキュアを落とし、手入れをさせて頂きました。ピンク色のキレイなポリッシュを選ばれ、仕上がったネイルを見てとても喜ばれ、チャーミングな笑顔でお礼を言われた時、とても幸せな気持ちになりました。車椅子で来られる方も動かない足を丁寧にケアをしてネイルアートをいつもされる方や、特に高齢の方がネイルサロンであざやかなキレイなカラーを塗って行かれる姿はとてもオシャレでステキで・・・「あ~こんなふうに歳をとられたらなんてステキなんだろう」と、そんな数々の体験の中からアメリカのネイルの素晴らしさは自分を大切にする心から生まれたのではないかと思わされました。

きっとオシャレをする事はただの自己満足ではなくそれを見る人に多くの影響を与えている事が分かっているのではないかと思うのです。私はその姿を見て、勇気と沢山の元気を貰えました。そしてこの体験を通して「ネイルを日本に広めたい」「日本のオシャレ文化にネイルを広めたい」と思いました。

あれから約30年、ネイルサロンは全国に広まり多くのネイリストが活躍し、まだまだではありますが日本の中にも「ネイル文化」が築けてきています。

今年26年目を迎えたマリアールですが、本当に沢山のネイリストが学び巣立って行きました。 ここまでネイルが広まりこの業界の成長に携われた事は本当に有り難く大きな喜びです。

これからこの業界をもっと素晴らしいものにしていくために、ネイリストを目指す方のためにも力になれるようこれからも精一杯頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。

学院長 木野 まり株式会社マリアール 取締役副社長 マリアールネイルアーティスト学院 学院長 NPO法人日本ネイリスト協会本部認定講師 NPO法人日本ネイリスト協会検定試験官及び審査委員